予防歯科の重要性

予防歯科の重要性

予防歯科への関心がこれまでになく高まっています。

日本人は虫歯が多いと言われています。実際のデータとして、12歳の虫歯保有数はフィンランドの4倍となっています。 なぜ虫歯が多いのか、その原因として予防歯科への意識の欠如が挙げられています。 つまり虫歯にならないと歯科には訪れないという意識が強すぎるのです。

予防歯科の重要性

予防歯科の重要性は単に虫歯予防のみにとどまりません。 社会問題ともなっている医療費の増大化に歯止めをかけるためにも重要な意味を持ちます。 3〜6ヵ月に一回程度、歯科に通って定期健診と歯の掃除を受けて虫歯を予防していれば 虫歯の治療にかかる医療費を削減することができます。 また、歯科の側でも常連の患者を確保することによって経営を安定化することができます。 予防歯科は医療費増大や歯科医の経営状態の悪化といった社会問題にも大きな影響をもたらすわけです。

また、予防歯科を通して歯の仕組みや虫歯のリスクを詳しく知ることで、日常生活の改善を行うこともできます。 甘いものやスナック菓子などを食べ過ぎたり、アルコールを飲んだ後そのまま寝てしまうといったことが どれたけ虫歯のリスクを高めるかを知れば、生活習慣の改善を目指すようになります。 しっかり噛んで食べることの重要性を知れば子どもの顎の発達も促されます。予防歯科を通して歯の問題だけでなく、 広く健康全般を改善することができるのです。

このように、予防歯科の重要性は虫歯だけにとどまるものではありません。 それだけに、ひとりひとりがもっと関心を持つ必要があるのではないでしょうか。

自分でできる虫歯予防

予防歯科について、歯科医院で行うことや心構えを紹介してきました。
今回は、自分でできる虫歯予防についてご紹介します。

  1. 自分に合った歯ブラシ選びをする(1ヶ月に1回取り替える)
  2. 自分に合った磨きかたで!(よい姿勢で磨くより、きちんと磨けるほうが良い)
  3. 歯間ブラシ、デンタルフロスを使って歯の隙間もスッキリ
  4. 染め出し液を使って、磨き残しをなくす